「萌家電」公開実証実験に行ってきましたよ。 
Androidで家電を動かす萌えアプリが見られるそうだ、ということで、「萌家電」の公開イベントに行ってきましたよ。
「萌家電」とは、家電リモコンアプリだそうで、今回のイベントは大和ハウス工業とソニーコンピューターサイエンス研究所(CSL)が共同開発した、家電機器制御システムの公開実証実験という、真面目なイベントでした。

会場は東京・飯田橋にある、大和ハウスのショールーム「D-TEC PLAZA」です。

最初はミニシアターで、大和ハウスの吉田さんとソニーCSLの大和田さんから、プロジェクトの概略についてのプレゼンを聴き、その後、ショールーム内の玄関やリビング、キッチンなどで実際にどのように動作するのかという実演を見せていただきながら、説明を受けました。
今回開発された「萌家電」とは、大和ハウスが開発していた汎用家電機器制御インターフェース「家電API」と、ソニーCSLが開発したスマートフォン用ストーリーゲーム開発システム「Kadeco」を融合させたスマートフォン用アプリです。
家電製品が、「Kadeco」で制作されたゲームのキャラとなり、ゲーム内で動かすことで家電製品を操作することが可能になっています。
今回はまだ実証実験であり、研究レベルの現段階では商品化はない、とのことでした。なので、ゲームの出来やキャラクターのデザインを云々するのはまだ早い、今後に期待、という所です。キャラの出来に関してはTwitterなどで相当叩かれたと、ソニーCSLの大和田さんは少し凹んでいる様子でした。
しかし、皆さんの叱咤激励ご意見ご希望は是非欲しい、ネガティブな意見でもいいから下さいとのことでしたので、一言ある方は、Twitter公式アカウントにツイートしてみては如何でしょう。
Kadecot SYSTEM 公式サイト
Twitter公式アカウント @kadecot_dev
今回聴いたプロジェクトの概略で一番印象深かった点は、従来、家電製品を一括してコントロールするシステムを構築しようとすると莫大な費用がかかったのが、スマートフォンの出現で、リモコンアプリを作ってスマートフォンに乗せればそれが可能になり、大幅なコストダウンが実現する、というところでした。
実験に使用されたアプリのゲームや、そのシナリオは少々まどろっこしくて、ゲーム性、エンターテイメント性を入れたせいで実用性をスポイルするという、よくある失敗に陥っていたのが正直な所ですが、スマートフォンによる一括コントロール、というコンセプトは大変魅力的で将来性を感じました。各種家電製品をスマートフォン1個で全て、しかも連動して操作できる、というのは是非実現してほしい、と思います。
上記コンセプトの実現、普及のため、キャッチーなフィーチャーとして、擬人化、萌えキャラ化を選んだわけですが、本筋はスマートフォンによるスマート家電コントロールシステムの実現でしょう。
しかし、萌えキャラがどうでもいい、というわけではなく、これに人気が出ないと普及も覚束なくなるわけですから、萌えキャラの方も頑張ってもらいたい所ですね。
「Kadeco」システムは、将来公開予定で、ユーザー側がキャラクター、台詞、シナリオを自由に制作可能にするそうで、これで様々な家電リモコンアプリが登場すれば面白くなりそうですね。
まずは、ソニー機器と連携したリモコンアプリ「萌家電」が、今年の秋に公開が予定されているそうです。
とにかく、全体のコンセプトは魅力的ではありますが、非常に大風呂敷を広げている感があります。まずは、家電製品をつなぐとスマートフォンで操作可能なコントロールボックス、というようなミニマムなキットを発売する、という所から始めてみてはどうでしょうかね。
現在、私の自宅のテーブルや床には、様々な家電リモコンが散らかっているのですが、将来Android端末1つで全ての家電製品を動かせる日が来ることを祈りつつ、今後の「萌家電」システム開発の進展に期待したいと思います。